公益財団法人朝日生命成人病研究所は、日本で「成人病」という名称が広く知られる以前の1960年(昭和35年)5月、朝日生命保険相互会社の創業70周年事業の一環として、東京・丸の内(後に新宿に移転)の地に設立されました。
その後、1985年(昭和60年)3月には、朝日生命糖尿病研究所を開設、2004年(平成16年)3月には、集約化による研究・診療体制の充実を図ることを目的に、両研究所を丸の内に統合いたしました。
2011年(平成23年)10月には一部老朽化した設備の刷新を目的に、日本橋馬喰町に移転、2025年(令和7年)には創立65周年を迎える予定です。
当研究所は、研究室などの研究施設と外来・入院診療施設を備えた附属医院があり、成人病(生活習慣病)に関する基礎的研究および診療を通しての臨床的研究の成果は学会その他において多大な評価を得ています。
糖尿病の研究・診療については、糖尿病の成因や治療法、合併症の抑制などの研究とともに、患者様が糖尿病についての正しい知識を身につけ、治療にも参加する方式を取り入れた診療によって、糖尿病の克服を目指しています。
現代の日本は超高齢社会を迎えていますが、健康寿命の延伸が求められる中、心身ともに健康に暮らせる社会を医療分野から支えていくことが私たちの使命と心得ます。
当研究所は、専門のドクターと医療スタッフが、日々、成人病の医学研究と臨床に真摯に取り組んでおります。
これからも、健全で健康なサステナブル社会を築いていく大志を抱きながら、当研究所の運営に務めて参りますので、皆さま方のご支援とご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。