研究部門 循環器科
主任研究員 医師 加茂 雄大
技術補佐員 1名
研究内容
「心腸連関」から心不全の病態に迫る
心不全では、心臓を構成する心筋に長期的に障害が生じることによって心臓のポンプ機能が低下し、息切れや浮腫(むくみ)などの症状が出現するようになります。心不全の病態には、心臓の異常だけでなく全身の臓器の異常が関わっています。全身の臓器の中でも、心不全の病態と関連すると従来考えられていなかった「腸」に注目しました。
腸には免疫系・末梢神経系・内分泌系・微小血管系の複雑なネットワークが張り巡らされており、さらに腸内細菌叢はこれらのネットワークを介して健康に多大な影響を及ぼしていることが近年分かってきています。腸および腸内細菌叢の変化が心不全の病態にどのような影響を及ぼすのか、「心腸連関」の観点から心不全の病態に迫り、腸および腸内細菌叢を標的とした全く新しい心不全治療法の開発を目指して研究を進めています。