フットケア相談

フットケア相談室について

糖尿病と『足』の深い関係

血糖値のコントロールが不良な状態が続くと、神経や血管が障害を受けます。特に足に認められる神経障害や動脈硬化などによる血流障害が起こると、細菌や水虫などの感染に対する抵抗力が低下し、さまざまなトラブルを引き起こしてしまいます。

  • 神経障害があると…
    足のしびれや痛みを感じにくいといった感覚が出現し、進行すると全く感じなくなってしまうため、異常の発見が遅れます。
  • 抵抗力が低下すると…
    傷が化膿しやすく、傷の治りも遅くなります。
  • 血流障害があると…
    血液の流れが悪くなり、酸素や栄養が足先まで届かなくなります。そのため、ささいな傷から感染が重症化し、壊疽(足が腐る)や切断へとつながってしまうこともあるのです。

当院のフットケアの特長

当院の前身である朝日生命糖尿病研究所附属丸の内病院が開院した1985年(昭和60年)当時は、糖尿病によって足を切断する場合があることなどは、あまり広く知られていませんでした。そこで当院ではフットケア(足の手入れ)が壊疽や切断の予防につながり、とても大切であると患者様へお伝えするため、1989年(平成元年)から「足外来」を開設しました。
2008年(平成20年)春には国もその重要性を認知し、看護師が行う糖尿病足病変予防の指導やケアに保険が適用されるようになりました。 当院のフットケア相談室は、「傷があるから手当てをする、タコがあるからタコを削る」だけではなく、「どうしてそこに傷やタコができたのか、足病変を起こさないためにはどうしたらよいか」など生活の振り返りを促し、大切な『足』を守る方法を患者様と一緒に考えながらお手伝いします。

対象の方
当院外来通院中の糖尿病患者様で、主治医が必要と認めた方
実施日
毎週、月曜日~木曜日(要予約)
内容
フットケアに関する専門の研修を受けた看護師が、足の状態(皮膚、爪、神経障害・循環障害の程度など)の観察を行なったうえで、個別にフットケアの方法を説明し、ケアを実施します。
必要な方には治療用靴のご提案も行ないます。

ご来院の皆さまへ

受診予約のご案内

初診・再診・変更
03-3639-5489
(平日) 830分~12時、
   13時~1630

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