【案】糖尿病専門スタッフによる療養サポート
当院では糖尿病患者さんの初診から、糖尿病専門医をはじめとして糖尿病診療の経験を積んだ医師が診察を行っています。
また、医師による診察に続けて、看護師による療養指導と管理栄養士による栄養指導を実施します。そこでは患者さんの生活習慣や食事の現状をお聞きしながら、糖尿病療養に必要となる基本的なお話しをしてから、病状改善につながる行動目標を患者さんご自身で立てていただきます。
当院では看護師、管理栄養士のみならず薬剤師や臨床検査技師などにも、糖尿病療養サポートの専門資格である「日本糖尿病療養指導士（CDEJ）」を持つものが多数おり、検査・治療を含む療養全般を、専門知識に基づいてサポートしています。
2015年度（平成28年度）には、「体系的な糖尿病療養指導体制の確立と先駆的な試みの実践」が外部専門家から業績として認められ、公益財団法人鈴木万平糖尿病財団より「平成28年度(第9回)糖尿病療養指導鈴木万平賞」が朝日生命成人病研究所・附属医院に授与されました。
【案】”合宿みたいな” 学習入院で患者さんの学びをサポート
入院と聞くと「ベッドに横になって安静にしている」と思われがちですが、当院の学習入院では、就寝時以外は寝間着ではなく普段着に着替えて、毎日午前・午後に開催する糖尿病教室（各60分）の受講や運動など、なるべく活動的にお過ごしいただきます。
入院中にご提供する食事は、必要とされるカロリーや栄養素と味付けを両立させるべく、当院の管理栄養士と調理担当者が工夫を凝らしており、入院患者さんからは概ねご好評をいただいています。
入院中には必要な検査を受けるほか、糖尿病の療養全般・食事・服薬についての個別カウンセリングがありますが、それ以外の空き時間にはトレーニングルームや院内および院外（日中のみ）でのウォーキングなど、計画に基づいて運動を行います。
糖尿病の療養中で思うような成果が出ていない方におかれましては、学習入院の活用もご検討ください。