栄養管理科
糖尿病、高血圧症、脂質異常症、腎臓病などの各疾患の食事療法について、管理栄養士が患者様の食生活全般にかかる問題解決をお手伝いいたします。
患者様へのアンケートや各種学会への参加、糖尿病療養指導士(※)の資格取得などを通じて、患者様により質の高い支援や指導ができるよう努めております。
※2023年4月現在 4名在籍
理念
- 食事療法は治療の中でも大切な役割を担うため、医師・看護師・他医療スタッフと連携を取りながら患者様の療養生活をサポートします。
- 入院食は栄養面や形態面を考慮するとともに、衛生的な管理により、安心・安全なお食事を提供します。
業務のご紹介
患者様の疾患に合わせた治療食の提供
糖尿病食、糖尿病腎症食、減塩食など、主治医の指示に基づき、エネルギー、食塩、たんぱく質などをコントロールした治療食を提供しています。
治療食でも、おいしく満足感があり、入院生活の楽しみとなるような調理、盛り付けの工夫、また、退院後の食事療法の参考になるよう様々なアイデアを盛り込んだ献立を心がけています。
食事相談、食事療養を必要とされる方への栄養指導
管理栄養士が各疾患に合わせ、患者様一人ひとりにあった今後の食事計画をご提案いたします。普段の食生活を詳しく伺い、その方に合わせた実践・継続しやすい方法を一緒に考えていけるよう努めています。
講演や院内掲示物等による情報提供
東京都糖尿病協会公開講座や当院の糖尿病患者会(あさひ会)などでの講演会にて、患者様の食事療法のお役に立つ情報提供を行っています。2019年度の糖尿病患者会では「甘味料の使い方」について講演しました。
また、院内の外来ブースには毎月お薦めのレシピを掲示しています。
新しい情報を患者様にご提供
食事療法の方針や管理方法は各疾患のガイドラインの改訂などにより変化していくことがあります。そのため、学会や勉強会等に積極的に参加し、最新の情報を患者様にご提供できるよう努めています。
最近、日本糖尿病学会から出されたコンセンサスステートメント「糖尿病患者の栄養食事指導について」(糖尿病63:91-109,2020)に基づき、患者様の年齢、病態や食事療法の多様化を考慮した個別指導を行っております。
また、カーボカウントの適応がある方には、基礎カーボ、応用カーボそれぞれについて積極的に指導を行っています。